6/5 芒種
稲などの種を蒔く時期、稲の穂先を「芒(のぎ)」といいます。昔からこの頃から雨空が増えてゆきます。長沼町も残る田んぼには、水が張られ、苗は「今日?明日?」と田植えを待ち遠しく待っています。私たちも、田んぼ作業、田植え等を八王子市や日野市の農家さんと繋がりを持たせて頂いて、お手伝いに行っています。
ある農家のお母さんに「お米の一生を見て過ごしてね!」と言って頂いたことがありました。
毎日過ごす中で田んぼ農家さんの、代掻きや畦塗り、田植え、除草、稲刈り、乾燥、脱穀、選別..(他にも山ほどお仕事あるかと思いますが)お米を育てる一生(成長)を毎年子どもは日々の保育の中で、体験的に学んでいます。
だからと言って、「お米育てるのにこんなに大変なんだね!一粒も残さずに今度から食べよう」は少しお節介(笑)そんなことを知って欲しくて、学んで欲しい訳ではなく、それでは食育の言葉だけ歩いている今の教育と変わらないと思います。
その食卓に並ぶご飯を食べる時に、田んぼのことが思い浮かんで会話が始まったり、「どうしてるかなぁ、あのお米」なんて思いを馳せてみたり、「また田んぼで遊びたい!」それだけで十分なんだと思います。
「(身近な)あの人が作ったお米だ!美味しいね!オレあそこ田植え手伝ってん!」っていう子どもの頃の原体験は、大人になっても必ず残っていて、その後もその人の心や暮らしを支える一部になっているはずなんです。その為の(今この幼児期にしか出来ない)体験や生活の環境・リズムなんだと思います。
素晴らしい保育環境を与えてくださる農家の皆さまに改めて感謝です!
農家さんって本当、かっちょいい!
トト
Commentaires